ご挨拶

第175回 東北外科集談会
第101回 日本胸部外科学会東北地方会
第33回 日本血管外科学会東北地方会
第90回 日本小児外科学会東北地方会の開催にあたって

東北大学大学院 医学系研究科 消化器外科学分野 教授
海野 倫明
 この度、伝統ある、第175回東北外科集談会、第101回日本胸部外科学会東北地方会、第90回日本小児外科学会東北地方会、ならびに第33回日本血管外科学会東北地方会の当番世話人を拝命いたしました。
 外科医不足が叫ばれている中、新しい外科専門医制度が開始されました。平成30年度から外科専門医プログラムに入る卒後3年目は約700名であり、例年よりも若干減少いたしました。医学生を見渡しますと、外科を志す若手が減少しているか、というと決してそうではありません。外科としてスタートしても、途中で「忙しい」、「自分の時間が持てない」、などの理由で外科医を継続していくことを断念し、他科に転向する若手が多いことを残念に思います。
 若手を引き止めるためには、ただ手術と術後管理だけをさせていては駄目、と考えています。
 彼らに、外科も勉強することが重要であること、サイエンスであること、学会発表や論文の楽しさを伝えることが重要と考えています。
 今回も、恒例となりました会長賞と学生奨励賞を引き続いて授与する予定ですので、皆様の熱意あふれる発表と議論を心から期待しております。
 この会がより実り多きものとなることを目指してスタッフ一同鋭意努力しておりますので、多くの会員の皆様のご参加をお願い申し上げます。

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